Satori nu1業片じんさんの創作っ子
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稲穂姫

「あの時、私は豊穣を祈るためだけの生贄同等の存在にすぎず、ましてや自由なんてものは無いものでした」

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    プロフィール

    フリガナ
    イナホヒメ
    登場作品
    幻今生怪期譚
    年齢
    外見年齢22歳
    性別
    身長
    160cm
    出身地
    朝廷・幻
    一人称
    二人称
    〜様
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    「初めまして。どうぞ稲穂とお呼び下さい」

    ◇閏誠堂で助産師をする麗しき淑女にして縁を支える彼にとって最愛の妻。
    怪我をしたものは敵味方関係無く手当をする慈悲深い性格で、母のような存在。閏誠堂へ来る前は五穀豊穣を祈る妖狐の姫巫女だった。
    名前は姫巫女のものを継いだ時の名を使っており、本名は別にあるらしいが、縁に呼ばれるこの名が心地よくてそのままにしている。

    趣味は裁縫。好きなものは縁と平和、嫌いなものは暴力

    まだ縁が新米医術師だった頃、怪我をした稲穂を介抱し怪我を治してやった。
    人間の優しさに触れた稲穂はその後お礼として何度か縁の元へと訪れ、2人の仲は深まっていった。しかし稲穂は豊穣の姫巫女の跡継ぎとして許嫁との望まぬ結婚を控えており、早くその事を打ち明けて彼の元から去るつもりだった。
    泣きながらもう会えない事を告げた稲穂に縁は「稲穂が幸せになれないなら結婚なんてする必要ない。お前が好きなところに、好きなだけいればいい」と優しく言った。
    長年一族に縛られていた稲穂は決心して故郷の者に自分の思いを話したが「ずっと前から決まっていた事を今更蹴るとは許されない。どうしても結婚したくないと言うのならば、最期だけでも姫巫女としての役割を果たして故郷の豊穣を願って殉職しろ」と稲穂に言いつけ、彼女を捕らえて生贄にしようとした。

    ここで死んでしまったらもう二度と大好きなあの人に会えない。

    「助けて下さい……!」
    初めて助けを求めたその声に、気にかけて後を追ってきていた縁は反応し、素早く彼女の手を引き
    死に物狂いで二人は里のものが追いつけない程遠くに逃げた。

    その後2人は閏誠堂で多くの者の命を救う訳であるが、追っ手が来なかった事に少し疑問を持っている。2人は諦めたのかと思ったがとある狐は後に語った。

    「親友の為にひと肌脱いだだけだよ。…民が願おうが枯れる時には土地は枯れる。案外そういうモンなのさ」