「旧支配者」と呼ばれる邪神の一柱で、「ゾス三神」とも呼ばれるクトゥルフの三柱の息子の長男。
古代ムー大陸で絶対的な支配者として君臨した。
彼の本来の姿を見た者は恐怖のあまり身体が石化し、
脳や感覚だけは永遠に生き続けるという地獄を味わう事になる。
力を抑える為、普段は「俺様が考えた窮極の美青年」の姿で顕現している。
自身の力と所有する教団の絶対的権力、彼らから毎年捧げられるもので
何一つ不自由無い生活を送ってきたが、弟ユトグタとの壮絶な権力争いで
大陸ごと水没させ滅ぼしてしまった。現在は太平洋の深海で眠りに就きながら、
各地に散らばった信者へ働きかけ地上への復活を目論んでいる。
窮極的に傲慢で尊大。マモンの如き強欲の持ち主。
彼に逆らえば地獄すらも生温い永劫の苦しみを与えられる。
恐怖の絶対的独裁者として名が通っているが、それは彼の信徒が権力を傘に
好き放題していたのが大きく、彼自身は過剰な破壊や略奪を嫌っている。
しかしそれは『無意味な暴挙による信心の低下への恐れ』であり、
実際はどんなものでも与えられれば与えられるだけ喜んで享受する。
神の威厳を示す時の一人称は「我」であるが、キレた時や身内相手には「俺」。
特に憎き弟ユトグタとの口喧嘩の際には、幼稚な本性が露見する。