元々は落語家の弟子であり、醜い見た目と人に不快感を抱かせる話しぶりで忌み嫌われていた。本人もそのことを自覚しており、敢えて不快感を煽っていた節もある。次第に暗い演目を率先して演じるようになり、観客からはカルト的な人気を集めていた。次第に自身の落語の腕を鼻にかけた連中に不快感を与えることに楽しさを見出し、敢えて赤い月の夜に寄席の前で投身自殺し、そのまま悪魔となって本人も怪訝に思いながら寄席を続けた。
周囲の人々が老いていく中自身だけ老いを感じないことで自身の変質を自覚。基本的に悪魔は生前の記憶を失うが、彼の能力が「記憶を保持したまま悪魔の力を引き出す」というものであるため、自身は「能力の行使者に逆らえない」というデメリットを受けないまま例外的に記憶を保持している。
現在は全国の寄席を渡り歩いて奇妙な語りで人を引き付けて権化に変え、思い上がった人々の混乱を楽しんでいる。
能力【転移】
人間社会に適応するため、不用意に瞬間移動して目立つ事は避けている。
能力【引き寄せ】
権化が反旗を翻したり身勝手な行動をとった際に自らの手元に引き寄せ、制裁を加える。
固有能力【権化】
人の負の感情、性質を増幅させ、悪魔となった際に開花する能力を部分的に引き出す。引き出された能力を菖蒲亭に向けて行使することはできない。
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